参加者による報告 |
研究者の素顔 |
奥村知之
東京理科大学 基礎工学部 生物工学科 3年 |
今回はじめて学会(または学会が主催した行事)に参加した。お知らせを見て参加に興味が湧いた。だが,今に一つ参加への一歩が踏み出せないでいた。その時に友人である住吉君が参加希望者は一括で申し込むから声をかけて欲しい,という旨のツイートをしてくれた。そこで迷いが吹っ切れ,参加することとなった。
1日目の発表終了後の会食では最初こそ,同じ大学の友人で固まっていたが,折角の機会を無駄にしたくはなかったので思い切って行動を起こした。小学生の頃から宇宙に興味があり,アーサー・クラークの『3001年 宇宙の旅』を何度呼んだかわからないほどだった。生駒先生のお話の中に3001年宇宙の旅に出てきた描写と全く同じことが原始地球でも起きていたのではないかというものがあった。細かい研究の内容については分野も全く異なることもあり話すことはできないので3001年 宇宙の旅の描写をネタに,お話させていただくことができた。これをきっかけになにかしら話すネタがあれば大丈夫だということがわかった。様々な方とお話するうちに大学の授業ではみせないであろう姿が見え出してとても新鮮であった。 特に入浴後のミーティングでは顕著であった。ビンゴ大会の時など,予想外の発現が相次ぎ,笑いが止まらなかった。理系のコミュニティだからこそ通じるジョークであったが,だからこそ理解でき,笑えるものであった。ビンゴ1つでそんな発想ができるのか,と思ったが,逆に研究者にはそういった頭の柔軟性が必要なのかとも思った。発表時の議論するときは鋭い視点で,厳しいことをおっしゃっていた先生がものすごいジョークを飛ばす。このギャップの大きさに驚いた。 初めて他大学の研究者とお話する機会だった。最初こそなかなか話すことができなかったが,慣れてくれば難しくないことだった。また会場の雰囲気も質問しやすいもので,不勉強な私でも気軽に質問することができた。最後に夏の学校を準備してくださった理科大田村研究室の皆様,興味深い発表をして下さった先生方,先輩方にお礼を言いたいと思います。ありがとうございました。 |