Viva Origino Vol.42 No.3
Origins 2014に参加して

PDF


高橋絢子


大阪大学大学院理学研究科 宇宙地球科学専攻 修士課程1年
(Received: August 11, 2014, Accepted: October 10, 2014)

   7月6日から一週間ほど「Origins 2014」に参加してきました。私にとってはわずか二度目の学会参加経験、初めての国際学会でのポスター発表、初めての学会アルバイトということで前日まではとても不安だったのですが、学会を終えた今では参加して本当によかったと感じています。
    アルバイトでは主に学会参加者のレジストレーションの手伝いをしました。仕事内容は理解していても、いざ目の前に外国人が来ると言葉に詰まってしまったり相手の言っていることが聞き取れなかったり…。それでもジェスチャーや簡単な英語で説明をすると”Thank you!”と言って笑顔を見せてくれる方も多く、学会も後半になると「下手な英語」で話すことに全く抵抗がなくなっているのを感じました。今までこのように外国人に囲まれてフリーな会話をしたことが無かったため、完璧な英語でなくても海外の人々とコミュニケーションをとることができたのは私にとって新鮮な感覚でした。
    しかしポスター発表の時にはそうはいきませんでした。私はPrebiotic chemistryセッションに「Diversity in size and shape distributions of organic microspherules formed by Maillard-type reaction」というタイトルで要旨を申込み、初期地球上での分子自己集合による微小球状有機物形成について研究発表を行ったのですが、研究の議論となると細かい部分まで正確に伝えることが必要で、そのためには語句や文法の正確さも必要であったため苦労しました。聞きに来てくれた方の中には、私の拙い英語でも目を見て聞いてくれて、面白い研究だと言って下さる方もいましたが、なかなか思ったような説明ができず、準備不足だったなと反省しています。
    アストロバイオロジーの研究の難しい点に、多くの関連分野からのアプローチが必要とされることと、それらの間の情報交換が欠かせない事が挙げられると思います。今回の学会では私の研究に近いものから遠いものまで、非常に様々な研究者の講演を聞くことができました。身近に同分野の研究者があまり多くないため、今回聞くことができた講演はどれも刺激的なものでした。学会期間中、同年代の学生たちとも交流することができ、アストロバイオロジーを研究している学生とSNS上のグループを作ることもできました。そのおかげで学会やイベントの情報をみんなで共有することができています。(興味のある学生の方はFacebookでAsbeeというグループを探してみてください。参加は自由です。)
    学会を通して、たくさんの方が私の研究に興味を持ってくださり、自分自身の研究にとても自信がつきました。より魅力的な研究成果を出し、より多くの方に私の研究を知ってもらいたいなと思っています。この自信と反省を胸に今後の研究を頑張り、また機会があれば国際学会にリベンジしたいです。この度は学会参加の貴重な機会を与えてくださり、本当にありがとうございました。


火曜日お昼のポスターセッションにて

PAGE TOP
CLOSE THIS PAGE