参加者による報告

将来への道標を求めて

中嶋彩乃
東京工業大学 第7類 1年
  私は以前より地球以外の惑星に生命体が存在するのかについて興味があり、火星の土壌から水分子が発見されたというNASAの発表やエウロパの氷の下には液体の水があるかもしれないという研究に心を躍らせてきました。そして地球上の生命の起源を解明することにより、地球外惑星での生命存在の可能性がより明確になるのではないかと期待していました。また今年大学に入学し、将来どのような研究に携わっていきたいかを考えていた時、偶然HP夏の学校の開催を知り、現在研究室ではどのような研究が行われているかを知り視野を広げ、自分の進路選択に活かしていきたいと考えこの学会に参加したいと思いました。
  実際この学会に参加してみると、元から心得てはいましたが自分の知識不足を痛切に思い知りました。しかし、演者の皆様がわかりやすく丁寧に説明しながら発表してくださったり、質疑応答の時間が長めに設けられていたりしていたお陰で随分と理解の助けになりました。そしてなにより、生物、化学、地学、物理など様々な分野で現在取り組まれている研究に直接触れることができたことが大変良い経験になりました。招待講演者の生駒先生は、地球以外の惑星とそこにおける水の存在を探ることで生命の存在について議論してくださいました。そして同じく招待講演者の加藤先生は、初期の地球のような極限環境の研究によって生命の起源について議論してくださいました。お二人のお話してくださったことはまさに自分が関心を持っていた地球以外の惑星での生命の存在について大いに関連のあることでとても興味深かったです。
  また、1日目の夜に行われた懇親会で招待講演を行われた講師の先生や多くの方々から直接お話を聞くことができたことも貴重な経験になりました。研究のお話だけでなく普段あまり聞くことのできないような研究の裏話などが伺えたのも大変面白かったです。自分が将来、研究をする時のイメージが湧きとても楽しい時間でした。
  今までは私は宇宙の研究といえば、主に物理学の視点からアプローチしていくものばかりだと考えていました。しかし、この学会で生物学の視点からアプローチする研究が多くあることを知り、今まで以上に宇宙について興味を持ちました。このような新しい視点を取り入れた研究に自分も携わり、より一層宇宙についての理解を深めていきたいと思います。
  最後になりましたが、私のような未熟な学生に参加に機会を与えて頂いた田村先生と解りやくす講演して頂いた皆さま本当にありがとうございました。

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